機動戦士ガンダムに学ぶ株式投資
機動戦士ガンダムのセリフに重ねて、株式投資を学んでいきます
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世界を読みきれなかった男だ(第40話より)
ジオン公国の公王であるデギン・ザビは、息子ギレン・ザビが軍主導の独裁政治を推し進めていることに不満を持っていた。デギンに「これからどうするのか」と尋ねられたギレンは、選民思想と独裁政治を口にする。

「せっかく減った人口です。これ以上増やさずに優良な人種だけを残す。それ以外に人類の永遠の平和は望めません。そして、そのためにはザビ家独裁による人類のコントロールしかありません」

ジオンが地球連邦に戦争を仕掛けたのは、連邦政府がコロニーに対して圧政をしいていたからである。コロニーの自治権を求めるという運動が、圧政を行っていた連邦政府の打倒へと変わり、その腐敗した連邦政府を生み出した民主主義との戦いに変わった。

ギレンが独裁政治を選んだのは、独裁者になりたかったからではない。あくまで、人類の平和という目的を達成するための手段として、論理的に考えた結果なのだ。



株式投資を始めようと思ったとき、まず何から手をつけていいかが分からないという人がほとんどだろう。何をしても自由であることが、一歩を踏み出させにくくしている。

そんな状況で、投資手法について書かれた本を読む。目を引くタイトルだけで中身のほとんどないものもあるが、中には非常に丁寧に論理的に書かれているものがある。

「過去のデータから、このような状況では、こうなる可能性が高い。だから、こうすべきだ」

このように、現状分析や対策が論理的かつ明確に書かれていると、これからの取るべき道筋が見えてくる。まるで、何もない荒れた原野にレールを作られたようだ。あとは、レールの上をはずれないように走っていけばいいとさえ思ってしまう。



デギン 「貴公、知っておるか? アドルフ・ヒトラーを」
ギレン 「ヒトラー? 中世期の人物ですな」
デギン 「ああ。独裁者でな、世界を読みきれなかった男だ。貴公はそのヒトラーの尻尾だな」
ギレン 「わたくしが?」


デギンは、ヒトラーに例えて「ギレンが世界を読みきれていない」と忠告する。しかし、その言葉はギレンに届かない。

デギン 「わしはジオンの国民を急ぎまとめる方便として公王制を敷いた。ジオンの理想を実現するために。しかし……」
ギレン 「ヒトラーの尻尾のわたくしが独裁制に持ち込んだ」
デギン 「キシリアとな」
ギレン 「はい。絶対民主制は連邦ごとき軟弱を生むだけです。それでは人類は共食いになります、今度の戦争のように。ま、勝ってみせます。ヒトラーの尻尾の戦いぶり、御覧ください。わたくしはア・バオア・クーで指揮をとります」




ギレンは、世界の何を読みきれていなかったのだろうか。それは、ギレンの理想とする独裁政治を理解し、遂行できるだけの優秀な人材が不足していたということだった。

独裁政治というものは難しい。独裁者1人が優秀であればいいというものではない。国家運営がシステムによって行われるのではなく、個々人の能力に依存するという点で、民主主義国家よりも、より優秀な人材が求められるのだ。

ギレンは、自分自身が優秀な人間であるがゆえに、周りの人間もある程度の能力を持っているという前提で、思考を組み立てていた。しかし、一般的にエリートだと思われていた幹部ですら、ギレンが思うほどに優秀ではなかった。

その筆頭が妹のキシリアである。戦闘時に、父親殺しの話を持ち出すなど、ギレンの思考回路では思いもつかなかっただろう。普通に考えれば、戦闘が終了してからする話だ。

結局、優秀な人間の統率による世界を作ろうとしたギレンは、優秀ではない人間に殺された。非常に論理的で、実現可能性が高く見えることも、前提条件が間違っていれば意味がない。



論理性とは、非常に危険なものである。論理的に断定されると、「これは間違いない」と信じてしまいやすくなる。そして、とても当たり前のことすら見逃してしまう結果になる。

ある投資手法が論理的に正しく見えても、前提条件が現実に即していなければ意味がない。現実に即しているかどうかは本には書いていない。自分の目で確かめるしかないのだ。
たとえ目の前にレールが敷かれても、あわてて、その上を走っていってはいけない。まずは立ち止まって、世界を観察すること。

世界を読みきれるかどうかが、生き残る道なのだ。



なんか論理性のない文章を書いてしまったような気が……まあ、いいか。

ギレンは、目つきが悪かったのが不運でしたね。あの人相の悪さのせいで、連邦の市民は「ジオン=悪」というイメージを持ったにちがいありません。中身はギレンで見た目はガルマだったら、もっとザビ家の思想に共感する人が現れたはずです。

もしもギレンの目がぱっちり二重だったら、歴史は変わっていた……。



あんまり投資成績がふるわないときに、投資の本を読んでしまうと、コロッと騙されてしまうんですよね(騙されるという表現は言いすぎかもしれませんが)。安易にいろんな手法にとびつくなという自戒の意味をこめて、今回の記事を書かせていただきました。

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